現状

カテゴリー: すみっこ

今一作、書いている。その次の作品も頭の中にできあがりつつある。

ただまだスピードにのっていない。八月末までにできればという感じだが、このままだともう少しかかりそうだ。

自営をはじめて今年の末で二年になるが、徐々に徐々に、様々な面で、この生活に慣れはじめている。営業のことも、日々の過ごし方も。それと共に、小説との付き合い方も。

その流れの中にあるから、まだ加速度が低い。加速をするには、接地面が安定していなきゃダメだ。僕はそういうタイプだ。嵐の中で書くよりも、平静の中で書きたい。
とはいっても、実は精神的に嵐がある方が、いいものが書けるかもしれないと思うところはある。実際に以前の作品でいいと思えるものは、酷く苦しい状況で書いたものだ。

けれども、そこに自由はない気もする。嵐に書かされる、それもいいんだろうと思うが、僕がうれしくない。
そうだな、平静というか、一種のモラトリアムの中で書いたものはダメだ。何というか、苦しくてもいいし、平和でもいいんだけれど、変な焦りがあってはダメだ。手を抜いてしまう気がする。手を抜くというか、ここまでという限界を決めてしまいそうな気がする。それは自分のせいなんだけれど、僕の作品でダメなモノは、すべてそういう手抜きに近い何かがあったと思う。深く下りるのをためらう何か。

今は自由にモノを考えられる。モラトリアムではない。日々の生活、少し先の未来、そういったものは自分の営業や何かにかかっているから。それを既に始めているから。だからこの生活の中で、僕は、以前僕が作ったよい作品よりもはるかに良いモノを作れる気がするし、そうしたいと思っている。